和歌山・三重両県の南部をまたがる熊野地域は、熊野三山に代表される信仰の場です。
平安時代、現世の来世の平穏・幸福を求めた貴族の人々が大勢の従者とともに熊野を訪ねた様は、『蟻の熊野詣』と形容され、今に伝えられています。
熊野牛は、そんな平安時代中期、都から荷牛として連れてこられた牛を農家が育てたのが、飼育のルーツとされています。
熊野古道 伏拝王子から大斎原(おおゆのはら)方面を望む。 熊野本宮大社 熊野古道 祓戸王子
後にブランド牛「但馬牛」の血統を取り入れた熊野牛は、熊野地域の豊かな自然と温暖な風土に育まれ、全国的に見てもトップレベルの肉質と風味を備えた黒毛和牛種に成長しました。
近年は、和歌山県特産高級和牛『熊野牛』のブランド化が進められており、当店もその指定店として、熊野牛の普及に取り組んでいます。
こうしたなか、熊野牛料理を看板メニューに据える料理店も多くなってきておりますので、街でお見かけになった際、一度ご賞味いただければ幸いです。

熊野牛の美味しさを裏付けるのは優良な血統です。
父牛も母牛もとびっきりの血統牛揃い。
一般の消費者の方には馴染みがないかもしれませんが、一度、左の『子牛登記』をご覧下さい。
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〜熊野牛は安全です。〜
当店の牛肉は、全て、BSE(狂牛病)対策済み。
新宮保健所によるBSE検査に合格しています。
左が、『検査成績書』です。
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